設立にあたって

電動車いすサッカーという競技に関わり、20年以上経ちました。
「認知度を上げればお金や人が増える」と漠然と考え、競技の社会的な位置づけや態勢づくりを後回しにして、漫然と競技会の実施回数を重ねる、ということが続いてきたというのが私の振り返りです。

「お金儲けは苦手だ」
「お金がすべてではない」
「お金の話はしたくない」
「ボランティアなんで、そこまではできない」

こんな言葉を聞くこともあり、ずっと残念に思ってきました。

世の中の大事なことだからこそ、持続する仕組みが必要です。
そして、その仕組みは与えられるものではなく、手離れのよいものでもありません。
自ら作り出す力に裏付けられていなくては、脆弱なままです。
彼らを勇気づけるのには、「言葉がけ」も大事ですが、それ以上に「やり続ける仕組みを作る力」を持てるように支援することだと考えます。

自分たちがサッカーができればよい、という段階は終わり、これからの社会、未来に向けて電動車いすサッカーが世の中で広く受け入れられて行くためには、この競技が公益に資する活動でなければならないし、その公益の及ぶ範囲は広ければ広いほど、恩恵を受ける人は多ければ多いほどよいはずです。
時間軸は最低でも5年、10年あればなお良い。そのくらいの視点で競技の行く末を見通した投資戦略を立てたい。

仲間を増やすことに戦略的に貢献する活動のことを「投資」と位置づけ、
未来に投資したい時、協力しあう人たちが集まりやすい仕組みを作りたい。

そのために「ビジネス」というスタイルで稼ぐことは大切。

スポーツもビジネスも、公正で社会性のある活動として持続していくために、
何が必要とされているのか、それをどのように伝えれば、輪が広がるのか。
それを問い続け、一緒に考え抜き、答えを出し続ける、そのお手伝いをします。

WEBサイト開設

株式会社Good GameのWEBサイトを開設しました。

質素なサイトですが、ビジネスもスポーツもGood Gameを目指すためには、コミュニケーションの解像度を上げることが必要不可欠だとの考えを見失わないよう、丁寧に取り組んでいきたいと考えます。